競馬はロマン!競馬の魅力について語る

競馬はロマン!競馬の魅力について語る

競馬はロマン?ギャンブル?

競馬はお金を賭ける「公営ギャンブル」の一つですから、そこにロマンという言葉が当てはまることは、ファン以外の人にとっては考えづらいかもしれません。
しかし一部のファンから「競馬はロマン」と言われ続けており、その根源には競馬に関わっている人たちにとって、大きな魅力があることは疑いようがありません。

サラブレッドは競争用に改良された品種で、18世紀初頭に誕生して以来、現在まで数百年にわたって無数の交配が繰り返されてきました。
すべては速く走る馬を輩出するためで、現役時代に優秀な競走成績を収めたか、もしくは血統的な裏付けのある馬だけが繁殖入りし、次の世代にその血を繋いでいます。

1791年以降は、すべての競走馬に血統書が存在するほど厳密に管理するようになったため、たった1頭の血統表にも多くの馬名を見ることができます。

競馬

しかし現役時代に優秀な成績を収めた牡馬と牝馬を交配させたとしても、優秀な仔馬が誕生するとは限りません。
繁殖成績があまり良くない馬から、突如スーパースターと呼ばれるような競走馬が誕生することもあります。

未だ解明されていない遺伝の不思議が、ロマンを生んでいる一つの要素とも言えます。

競走馬は約20年ほどで短い生涯を終える

人間の寿命に比べて、馬の一生が短いこともロマンと言われている所以です。
人間の一生は約80年ほどですが、競走馬は約20年ほどで短い生涯を終えます。

サラブレッドは2歳から3歳の頃に競走馬としてデビューし、6歳頃には引退してしまいますから、現役生活は僅か4年ほどしかありません。
繁殖入りして種付けし、誕生した子供が2歳でデビューする頃には10歳になっていますから、約8年で1サイクルです。

僅か8年で次世代の子供たちがデビューするため、人間が80年かけて人生を全うする間に、最短で10世代もの血の繋がりを見ることができます。

多くのファンは、現役時代に応援していた馬の子供がデビューすると、ギャンブルという側面から離れて応援します。
子供たちが良い成績を収めることができなかったとしても、血統表に好きだった馬の名前を見つけることができれば、それだけで当時を懐かしむことができます。

若い頃から競馬を楽しんでいる人であれば、血統表の中に知っている馬名の多くを見つけることができますから、血統だけでも楽しむことができ、それがロマンという言葉が使われる理由にもなっています。

海外と比べると育成と血統面は水を空けられている

サラブレッド生産者の思いもまた、ロマンの一つと言えるかもしれません。
日本の競馬場には海外と比べても多くのファンが駆けつけますし、年間のレースの総売上金額も多いため、一見競馬先進国に思えますが、実際は後進国にほかなりません。

かつて日本が海外に大きく遅れていた点は無数にありましたが、特に育成と血統面は水を空けられていました。
このため海外の格の高いレースに出走すべく遠征しても、惨敗を繰り返すしかありませんでした。

海外のレベルに追いつくことを目的として、1981年にジャパンカップが創設されたものの、しばらくはレベルの違いに圧倒され続けました。
日本の調教馬が海外のG1級レースを初めて制したのは、ジャパンカップ創設から17年後の1998年のことです。

その後多くの競走馬が遠征し海外のG1レースを制しましたが、世界最高峰の呼び声が高い「凱旋門賞」は、未だ2着が最高です。
フランスやイギリスの馬場は日本とは大きく異なりますから、日本で活躍している一流の競走馬が凱旋門賞を勝てないのはある意味当然かもしれません。

それでも凱旋門賞制覇にこだわり、日本の調教馬はほぼ毎年遠征し続けています。
そこに生産者や馬主のロマンが存在することは想像に難くありません。

このように馬券を買う人や育成する人など、そこに関わる多くの人のロマンが存在しています。